皆さん、ご安全に!セキレイです!
今回は、まだまだ熱の冷めない「鬼滅の刃」という作品を徹底評価していく!
先に言っておくと、僕は鬼滅の刃が大好きの好き好きです。
(あ、これ信者が褒めまくるだけの記事だ)
って、思った奴は待ちぃな。
確かに、そういう記事でもある。
いや、それは本当に作品が好きな人間にはできないことだと思うんだ。盲目的な信者は、その作品のイメージを著しく堕とすことになるから!
何でもかんでもプラスに捉えて褒めまくることは、作品を観もせずに批判するのと同じくらい愚かなことだから。
そして、何でもかんでも褒めまくってる人からオススメされても不信感しか抱かないじゃない。TVショッピングとかもそうでしょ。その商品の良いとこばっかり紹介されても買う気にならないでしょ。
恋愛でも相手の全てが好きで、何やっても可愛いくって大好きな時期って本当の意味で相手を…!
もうええから。
はい。テーマが別に移りそうだったのでこの辺で。
とにかくこの記事に至っては、「鬼滅の刃」という作品を全力でオススメしたいからこそ、客観的に、正当な評価を心がけて”なぜここまで人気になったか?”を僕なりに評価していきます!
目次
はじめに。
まず、この記事を書いている理由について少し話します。
1つは僕が「鬼滅の刃」を好き過ぎて溢れ出る気持ちを発信して発散したかったから。
そして本命、「鬼滅の刃」の本当の魅力に気づく前に作品を評価してしまっている人が多いから!
…みたいな、家の玄関だけ見てそこに住んでる人を判断して批判してる人が多いなーと。
せっかく作品に触れる気になってるのに、そりゃーあまりにもったい無いなと!!
せやからこの記事は、ちょっとアニメ観た・漫画読んだだけで「低評価」してる人にめっちゃ見て欲しいんや!
もちろん、まだ「鬼滅の刃」に触れていない人にもその魅力を知ってもらいたい。
あるいは、「鬼滅の刃」を漫画もアニメも鬼滅ラヂヲまでも拝見済の同志と感想を分かち合いたい!
…というわけで!!
この記事は「鬼滅の刃」についてのネタバレを含みます!
でも、まだ少ししか作品に触れてない方や、アニメのみ視聴済の方にも大丈夫なように”アニメ26話分“と”原作漫画7巻まで“とします!
そして極力、物語の核となる部分や実際に観て欲しいシーンについてのネタバレも控えるようにします。なので是非とも「つまらない」という評価を改めて、「鬼滅の刃」という作品にもう一度触れてほしい!!
序盤は正直、面白さ30%
もうこれは正直なとこ言っちゃう。炭治郎が1人で修業したり鬼退治してるとこはまぁ普通よ。
そして、この辺だけ見て「世間の評価は過大評価だ!!」って言いたくなる気持ちもわかる。わかっちゃう。
だってこの辺だけ見ると普通に面白いだけなんだもん。世間で「ワー!ワー!」言われてハードル「グーッン!!」上がってるときに見たらそりゃーガッカリするよ。
作品の背景を知って2周目3周目すると色々と凄さヤバさがわかってくるんやが、初見ではそんなもんよな。
しかも、この辺ってシリアスで暗い世界観を演出してるじゃない? 主人公である炭治郎の家族が惨殺されてるしさ。

1話だけ観りゃそんな風なシリアスかつ暗い世界観で、ちょっとグロめなアニメかな?って思っちゃうよね。
作品のレビューとかで多いのがアニメ1話だけを観て評価、判断してる人。
僕もね、改めてこの記事を書くに当たって1話を観直した。
んでね、これ1話だけなら「鬼滅の刃」じゃないぜ?
後で語るけど”鬼滅の刃の魅力“って1話の中に全然含まれてないわけ。こんなの観て「鬼滅の刃」をわかった気になってるのはホントもったいない。
あれよ。ガリだけ食べて「寿司は不味い!」って言っちゃってるみたいなもんよ。
だって1話を観てわかるのってさ、「主人公って鼻が利くんだなー」とか、「雪山と雪の表現が綺麗だなー」とか、「世界観暗そうだなー」とか…

「この強キャラ感出してる奴の斬撃すげぇなー」とか、

「禰豆子のアングル!アングル!(*´Д`)」とか、「主人公と強キャラの心境語り長くね?」くらいのもんよ。
初見でこれを「ヤッバ!おもしろ!うぇーい!!」ってなってたら逆に心配。後半とか死んじゃうよ。
「じゃー聞くけど!!”鬼滅の刃の魅力”って何よ!!?」
待ってました!!その言葉ァ!!じゃぁ、語らせてもらおうか。
「鬼滅の刃」の魅力。カギはゲイン効果?
はい、じゃぁ冒頭から言ってる”鬼滅の刃の魅力”とは何なのか。なぜこんなにも人気なのか!
僕はまず、その要素の1つとして大部分を占める”キャラクター“について話していこうと思う!
単純に「キャラクターが個性的でえぇんやわ!」とかいう浅い話じゃぁないで?
これには“ゲイン効果”というものが大きく関わってきます。
簡単に説明すると、悪い印象を持ってる人が良いことをすると、より評価が上がりやすいという効果のことです。
普通の人がお年寄りに席を譲っても「ふーん、やるじゃん」くらいのものが、不良がお年寄りに席を譲ったら「ほぉぉ!やるやーん!」ってなるアレですね。
ゲインロス効果とは、簡単に説明すると、人の心理状況において、プラスとマイナスの変化量が大きいほど、人の心に影響を与える度合いが大きくなる効果のことを指します。 つまりは、相手に対して、最初にマイナスの印象を与え、その後にプラスの印象を与えた方が、より良い好印象を抱かせることができる、ということです。
引用元: https://successbeginstoday.org/topics/41
要は”ギャップ萌え“なんだけど、初登場時の印象が悪いというのがミソ!
このゲイン効果というのが、思い返してみるとほとんどのキャラに適応されているんじゃないかと思いまして。
1人目、我妻善逸(あがつま ぜんいつ)

善逸の初登場は印象深いと思う!僕は原作漫画を読んでたからこのシーンが楽しみで仕方なかったけど、アニメ初見の人からしたら「なんやコイツ?」でしょ。
初登場(最終選別の時は除く)では、女の子に泣きながら結婚をせがんでいるという最悪の登場シーン。そして、とにかくうるさい。
おまけに自分に自信がなくて「俺は死ぬ死ぬきっと死ぬ!」と叫び、もとは炭治郎がくれたオニギリを「ほら、半分食えよ」となぜか上から目線で渡す所業。そしてうるさい。
鬼殺隊に入隊したのも、女に金を貢いで背負った借金を肩代わりしてくれたのが鬼殺隊を育てる育手(そだて)のじいちゃんだったからという始末。そしてうるさい。
これでもかってくらいダメキャラとして登場するわけで。海外のリアクション動画とかよく見るんだけど、みんな善逸の初登場では呆れて肩をすくめてたね。
自称”ものすごく弱い”という彼、「めちゃラッキーな奴で逃げまわって生き残る系キャラ」かなとか思うじゃん。

それがまぁこれよ。化けるのよ。
さすが主人公の1人ってだけあって、なかなかに強いんだけど…Ufotable(アニメ製作会社)さんの魅せ方がもぅ!んもぅ!…良いんだわ。
善逸に惚れるのは12話,13話なんだけど、ここの11~14話は「鬼滅の刃」がやっと始まる超重要な回です。だから、ここまで見ないで「鬼滅の刃」を評価することは絶対に許しません。11話が本当の1話だから。
もう11話から見てもらって良いよ?(良くない)
やっと玄関よ。もっと言うなら19話まで見て欲しい。それから評価して。もっともっと言うなら劇場版が激熱涙腺崩壊神作品になるのは約束されてるからもうちょっと待って。
信者感が出始めてるで。
おっとっと…。話を戻して。
善逸が技とか演出的にめちゃくちゃカッコいいのもそうですが、僕が評価を180度変えたのはやっぱりこのシーンかなと。

仲間の”命より大切なもの”のために、あんな弱気で泣き虫でクッソうるさかった(褒め言葉)やつが自分をボコボコにしてる奴に向かってコレよ?
惚れるやろ♂。
これがまず1人目。
2人目、嘴平伊之助(はしびら いのすけ)

初登場はアニメ11話の最後!壁を突き破って炭治郎の前に現れる謎のおと…こ?男!
二刀流で「猪突猛進!猪突猛進!」言いながら突っ込んでくるなかなかカッコええ奴。
まー、このキャラも初登場の印象最悪じゃなかったですか?

幼女はなぁああああああ!踏むもんじゃねぇぞおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!
これには世界のロリコン男性がディスプレイぶち破る勢いで激怒したやろ。
この女の子を助けるために炭治郎が伊之助を払いのけるんだけど、鬼が目の前にいるにも関わらず炭治郎に切りかかってくる戦闘狂っぷり。
そして極めつけは、炭治郎の大切な箱(禰豆子)を必死に守る善逸を一方的にボコボコにして鬼(禰豆子)もろとも殺そうとする始末。

これには全世界の禰豆子・善逸ファンは顔を真っ赤にして観てたことでしょう。
とにかく他者との力比べをしたがる戦闘狂キャラとしての登場。脳みそまで筋肉でできてるやつね。
それが…

こんな可愛いキャラになっちゃうんだぜ!??
物心ついたときから両親がおらず、しばらくイノシシに育てられたという悲しい過去をもっていた伊之助。
炭治郎たちと出会うまでは「他の生き物との力比べ」だけが生きがいだった伊之助が、炭治郎たちと共に行動することで少しずつ丸く、柔らかくなっていくのがたまらん!
「戦闘狂キャラ」は非戦闘シーンだと「単純」や「世間のことをあまり知らない」という天然可愛いキャラに、戦闘シーンでは頼れる「仲間」に。
野性的な裸に猪頭という格好もチャーミングに見えてくる不思議!!
「鬼滅の刃」のマスコット的キャラになっちゃうんだぜ!??
凄くわかりやすい“マイナス印象⇒プラス印象”に変わった例だと思うんだ。
その他、柱の人たちや鬼までも
原作漫画だと7巻(現在18巻まである)までがアニメなんだけど、それだけでも色々な鬼が敵として登場します。
鬼は基本的に、何の罪もない一般人を何人、何十人、何百人と食ってます。
凄くわかりやすい悪!そんな悪である鬼を鬼殺隊という正義がやっつけるという非常にわかりやすいストーリーな本作ですが…
何の罪もない人を食いまくるという絶対的な悪にも関わらず、鬼が切られるシーンでは鬼に同情してしまう自分が居るんですよ。
鬼の登場は、
「鬼が人食って何が悪いの?」って態度だし、自分たちの都合やワガママで人を苦しめるし、もう印象としては善逸とか伊之助の比じゃないくらい悪いのよ。
そりゃまあ作品としては”悪”やからな
でも、そんな「さっさと切られてしまえ」と思ってしまうような鬼にさえ同情してしまうような過去と事情があったりするんだよ!!なんなら涙しちゃうのよ!!

全部の鬼がそうとは言わないけど半分以上はそんな悲しい過去を持っていて、鬼の形相で見ていたはずが憐れむ目で見てしまっているのよ。
これってゲイン効果でしょ?
そして最後に”柱”!

作中には”柱“っていう鬼殺隊の中で最強の称号を持っている9人の人たちが出てくるんだけど…。(全員見れるのは22話)
これが僕らの禰豆子ちゃあああんを鬼だからって、炭治郎もろとも殺そうとしてくるんだわ。隊律違反だから責任取れっつって!
全員じゃないんだけど、何人かは炭治郎に責任取れ取れ言うし、禰豆子ちゃあああんを刀で刺す奴までおるし。

“柱”ってこんな偉そうで頭硬くて融通利かん奴ばっかなん?
…ってもう、世界の禰豆子ちゃあああんファンは椅子ガタッてしたはず。
“柱”の詳しい活躍とかはアニメ全26話ではまだ無いんだけど、もうわかるでしょ?それぞれが色々と凄いのよ。
…とまぁこんな感じで、”印象悪い⇒良い奴…”って流れになることで、魅力的なキャラがより印象に残って魅力的に映るような魅せ方をしてるんだよね!
女性人気 も 高い
ここまで人気になるには、やっぱり男性人気だけじゃなくて女性人気も必要になってくるよね。
一般的にアニメの視聴層のイメージって男性が主だと思うんですよ。まだまだ。
それってやっぱり、作品の中に「不自然に可愛い女の子がいっぱい出てくる」だとか「ラッキースケベ組み込んでくる」とか「急な恋愛劇が始まる」みたいな露骨な男性受けが少なからずあるからだと思うんだ。
もちろん、すべての作品がそうだとは言わないよ?
でも女性受け良いか男性受け良いか、どっちかに偏るような作品が多いのも事実だと思うわけよ。その点、「鬼滅の刃」ってそういうクセが無いなって。
まぁ出てくる女の子みんな可愛いけどな。
男性に対しては、やっぱり主人公が少しずつ強くなっていく昔ながらの王道展開が胸熱。「~の呼吸。~の型」みたいな必殺技が大好き。女の子可愛い。上弦下弦とか”柱”みたいな強さの階級みたいなの好き。男同士の友情や信頼関係みたいなの熱い。実在する組織とか土地を元にした設定が多いからその辺の論理的考察が楽しい。
女性に対しては、隊士の男女比が明らか男が多い(みんなカッコいい)。炭治郎の優しさが胸に染みる。炭治郎と義勇さんイケメソ。善逸が可愛い。”人気がある”ということ。OPの紅蓮華が良い。萌え豚用の展開や演出がない。 男同士の友×情や信頼×関係みたいなのアツい。
…辺りが好感度が高いのかな。もちろんこの限りじゃないし、入れ替わりもあると思う。
要は男女両方に魅力的な要素が多くあるのが”人気”になった理由の1つってこと!
老若男女 問わない
これは”女性人気も高い”という理由と似たものなんだけど、クセがない作品はより多くの層が楽しめるものなんだよね。
まずストーリーが非常にわかりやすいよね。

「人喰い鬼を倒す」という非常に短くまとめられるストーリー。まぁ厳密には鬼になった主人公の妹を人間に戻そうとする…だけど。
正義と悪がハッキリしてるしシンプル。小学生にも理解できるストーリーでありながら、鬼にも鬼殺隊の人間にも陰があって深く考えることもできる内容。
そして世界観もわかりやすい。

普通に僕らが暮らしてる地球(日本)の話だし、時代が大正時代という実際にあった時代。そこに馴染み深い”鬼”という存在が実在してるってだけ。
どこか別の星の話で、世界の理を一から”設定”として学ぶ必要もない。作者が作ったカタカナの長い専門用語をたくさん覚えなくていい。謎の生命体の特徴を覚える必要もなし!
わかりやすい。

じゃあシンプルで中身の無い作品かというと、もちろんそんなことなくて美しくもカッコいい技の見ごたえがあるし、”元は人間だった”鬼と人間との哀しい戦いがあるし、性格も見た目も過去も濃いキャラクターたちが待ってるし、ちょっとした伏線が散りばめられてるし……
とにかく深く見ようと思えばいくらでも深く見れる。
浅く見ようと思えば、浅くも見れる。「水の呼吸!壱の型!」とか言いながら構えるだけで楽しいし。
より多くの人が作品を観れて理解でき、楽しめる要素があるのは”人気”になる重要な要素だと思うのね。こんな感じだから人に勧めやすいし。
難しい世界観や独特な世界観、ハーレムキャッキャウフフものとかってどれだけ作品自体が良くても友達に勧めにくいじゃんね。
気軽に「鬼滅の刃が好きなんだよね!」って言えるからこそ、広めやすく人気になった理由の1つだと思う!
そして、これだけ「わかりやすくてクセの無い作品」だと普段アニメを観ない人でも観れちゃうんだよね。
アニメにめちゃめちゃ力入れてる
炭治郎の声優である花江さん、善逸の声優である下野さんの言葉を借りるなら…。
「この作品は狂ってるわ(良い意味で)」
いやもうホントね、Ufotableの社員さんたち過労死しないか心配になるレベル。
アニメーション
「鬼滅の刃」アニメ版でのコンセプト的なのが”浮世絵が動いたらどうなるのか”らしくて、水の呼吸の描写には強く表れてますよね。


この”手描き感”のある浮世絵のような作画と、CGを使ったアニメーションが凄いのよ。画像で見ると綺麗さと迫力がいまいち伝わりにくいけど、これ動いてたら見惚れるから。

「鬼滅ラヂオ」で言ってた畳が裂けてるシーン。わかるかな、畳のささくれがちゃんと表現されてるの。ここまでやる必要あるの?
作画の表現に力を入れているといえば、1話での雪山なんだけど…

この雪山をリアルに表現するために、実際に雪山まで足を運んで調査したらしいからね。それを活かしてるのが樹の根元にある雪の表現。若干へこんでるのよ。
「鬼滅ラヂヲ」の方でリスナーさんからの手紙にあったんだけど、東北の方からだったのかな…。すごくリアルに表現されてますね!って絶賛してた。
いや、そんなとこマジマジと見ないしそんなとこに力入れられても。
…とか思っちゃう?いやいや…。
そんなとこにさえ現地に行ってまで再現しようとするんだぜ??この熱量は半端ないって!!じゃあ見せ場にはどんだけ力入れてんのって話!
もうな、原作読んで展開知ってるとか関係ないくらい感動する表現の数々なんやわ。原作読んだしアニメ観んでええかな、とか思ってる人は勿体ないの極み。マジで別物やから。
“動き”が付くだけで随分と違って見えて音楽もバッチリ、声が付く臨場感はもちろん、原作に無いシーンなんかも追加されてる!
声優
僕はあんまり声優とかは気にしない人だから、あんまり凄さがわからなかったんだけど…
ちょい役(数分で死んだり、登場しなくなったり)に豪華声優を起用してるらしい。唯一僕がわかって驚いたのが、

この”お堂の鬼”って呼ばれてる鬼の声優が「緑川光」さんだったこと。Keyが大好きな僕からすれば随分とお世話になってる声優なだけに知ってたんだけど…
なんとこの鬼、登場時間約6分!しかも、雑魚敵。どうなのこれ?
他にも26話にちょっとだけ出てくる鬼にも豪華声優があてられてるってさ。

下の方の「下弦の弐~陸」の出番は数分のみ。それで二度と出てこなくなるんだけど、それでこの声優はどうよ。いやぁ金かけてますなぁ。
その他、ちょい役にも名前を聞いたことあるような声優さんを起用してるそうで…。
シリアスとギャグの調和

1話とか2話だけ観た時って、やっぱり「シリアスで暗めの世界観」って印象になっちゃうと思う。
このまま神経すり減らしながら見ないといけないの?ってなる。
そんなことないから。
実はアニメ1話でも「フフッ」ってなるとこちゃんとあるんですよ。

崖から落ちたけど雪のクッションで助かって、この意外に冷静なセリフね。
それからもちょくちょくシリアスにならせてくれないシーンがあったりするんだけど、11話から(善逸、伊之助が登場してから)はお祭りよね。
なんなら真剣勝負中もぶっ込んできたりするからな。
この盛大にフザけるシーンがあるからこそ、シリアスシーンが映えるんですよね。この緩急が心地いい!
ゲイン効果もそうだけど、シリアスからのギャグとか、真剣な戦闘からの感動みたいな”視聴者の感情が暇しない“感じが凄い。
そこにアニメーションの見ごたえとか声優さんの演技が組み込まれてるアニメは、観てて感情の起伏が激しい。あっという間に1話終わっちゃう。
禰豆子ちゃああああん が 可愛いカッコいい

……説明いる??
んま、一応な。
確かにこの作品で重要なのって、善逸のギャグと叫び、伊之助のマスコットかつ頼りになる相棒、ゲイン効果を用いたキャラクターの魅せ方。いろいろと説明してきた。
でも結局はねぇええええずこちゃああああん!よ。
禰豆子が鬼になって喋らなくなってしまったけども、声や台詞じゃない可愛さカッコよさは増してるんだよね!!
これが男受け狙った可愛さじゃなくて(それも多少あるけども)、小動物的可愛さで伊之助以上のマスコットキャラなのよ。そしてストーリーの核ね。
これは男女ともに人気高い作品なのは必然でしょうよ!ええ!
もう異世界転生もの飽きたでしょ?
僕としてはこれも大きな要因じゃないかと思ってるんだけど…。
やたらと流行ってた”なろう系”の異世界転生ものってもうみんな飽きてたでしょ?
主人公無双して、やたら可愛いヒロインが擦り寄ってきて、「え?ちょっとコツいただけなんだけど…」とか言って強めの悪党ぶっとばす展開。あとやたらとドラゴンが人化する。
中学生の時してた妄想みたいな展開はもうええんや。
そこで、一周回って王道少年ジャンプな展開が逆に新しいみたいなね。
「鬼滅の刃」をオススメできない人
ここまで、主に”人気になった理由”としてポジティブな意見を出してきたわけだけど、冒頭にも言ったようにネガティブな意見も聞きたいよね?
全人類が絶賛する作品なんて無いわけやからな。当然、この作品にもオススメできん人はおるで。
グロいのが苦手な人

そこまでグロいわけではないですが、言うても”鬼の首を斬る”わけだからね。少しでもグロいのが苦手な人なら見れないかもしれない。
生首が飛んだり、異形の肉塊が出てきたりするからね。
少年ジャンプ的な展開が嫌いな人
ジャンプだからね!”この感じ”が嫌いな人にはオススメできない!
- 主人公と仲間たちが少しずつ心身共に成長する
- 主人公がピンチで新しい力に目覚める
- 友情・努力・勝利!
- 主人公がやたら努力する
- 必殺技!
これらに無条件に嫌悪感もつなら合わんわな。
露骨な男性受けが欲しい人
やっぱり可愛い女の子とキャッキャウフフしたいな!スケベなシーン欲しいな!って人には当然ながら向かないよね。
世界観が崩壊するっちゅーに。
シリアス&ギャグが苦手な人

「鬼滅の刃」はシリアスとギャグの調和がうまいって書いたんだけど、逆にそれが苦手な人も一定数いるのかなと。
要はもう、ギャグはいらない派ですよね。
シリアスならシリアスで貫き通してる戦闘アニメが好きな方には、善逸のうるささや伊之助のチャーミングさって不必要なのかもね。
めちゃくちゃな漫画・アニメファン
もう今までの名作といわれるアニメ、漫画をすべて読破し、真のアニメオタクの称号を得ているような人は「物足りない」という感想を抱くかもしれない。
真のアニメオタクならアニメーションの観点から批評はしなさそうだけども。
ただやっぱり、ストーリー的にはわかりやすいし、展開的には王道少年ジャンプ感あるからね。アニメ玄人には「過大評価されてるなー」と感じてしまうかもしれない。
「鬼滅の刃」は過大評価されてる?まとめ。
結論付けるなら「過大評価されてない!」と思う。
ただ言えるんは、「名作だから人気になる」わけじゃあないってことや。
そもそも”名作”ってどういう作品だと定義付けるの? みたいな難しい話になっちゃうから深くは言わないんだけど。
“人気になる”のは「男性にも女性にも受け入れられる」ことや、「幅広い年齢層が面白く感じるか」みたいな部分が大きいと思うんですよ。
だから「支持する人が多い」というのと「”その人”に刺さる名作か」というのは全く別の話というわけですね。

こんな感じ。だから「超人気=超面白い」わけじゃないのが基本なんだけど、「鬼滅の刃」は超面白いよ。
さて、信者感が出始めたところでさらっとまとめ!
- “ゲイン効果”を用いたキャラクター魅力の魅せ方
- 男性人気も女性人気も高い
- わかりやすいストーリーと世界観で老若男女が楽しめる!
- アニメ版のアニメーションと声優にめちゃくちゃ力入れてる
- シリアス×ギャグの絶妙なバランス
- ねぇえええずこちゃああああああん!!!
- 世間の流れ的に”異世界転生主人公無双もの”に飽きてる
序盤のシリアス展開と、ゲイン効果が表れるのが後半になるって理由から「前半の面白さは半減」しとるわ。
炭治郎・善逸・伊之助の3人(禰豆子も含めるなら4人)の通称”かまぼこ隊”が揃ってからが「鬼滅の刃」が始まると言っても過言じゃないわけさ!!
だから最低でも11話、そして”ゲイン効果”が表れる13,4話。かまぼこ隊がもっと魅力的になっていく17~20話。この辺まで観てからようやく「鬼滅の刃」という作品を評価判断していいレベルってわけ。
ワンピースでゾロもサンジも仲間になってない内から「ワンピースはちょっとなぁ」とか言ってたら「は?」でしょ。
見れば見るほど、噛めば噛むほど味が出る「鬼滅の刃」。序盤だけ観て判断せず、ぜひぜひ後半まで食い入って見て欲しい!!
きっとアナタの「人生史に残る作品」になると思うから!
劇場版「無限列車編」は本当に作品の見どころな部分を映画にしてるから公開までにアニメ全話観てや!
炭治郎の声優”花江”さんいわく、「すっごいことになってる」らしいから。地上波のアニメであの作画なのに、映画とかどうなっちゃうのか良い意味で心配。
ホントに。頼むよ、観てよ。頼んだからね!!それじゃ!
「話題になってるからアニメ1話見たけど、全く魅力感じんかったわ」
⇒「クソアニメ過大評価乙ww」
「原作1巻買ったけど、絵がなんかなー。世界観暗いし…」
⇒「何が面白くて人気になってんの?」