漫画紹介

【漫画紹介】「ここは今から倫理です。」哲学的で人生観を刺激される、思考の漫画。

セキレイ

皆さん、ご安全に! セキレイです!
今回は僕イチ押しの考えさせられる漫画の紹介!

早速ですが、その漫画がこちら!

表紙とタイトルから分かる通り、異世界モノだったり、ド派手なバトル漫画でも、可愛い子とキャッキャウフフする漫画でもありません。

自室の夕日差し込む窓際で、コーヒー片手に静かに読む漫画です。

作業着の鳥

雰囲気がわかるようでわからんなオィ。

とにかくこの漫画は、1話ごとにそっと本を閉じて物思いに更けたくなるような、内容が濃く深い思考作品です。

答えのないテーマを自分の中で立ち止まって考えることが好きな方は、絶対に読んで損はないどころか、人生の1作品になるレベルのものです!

※「ここは今から倫理です。」1巻#1より引用
セキレイ

じゃあこの作品の魅力を余さず紹介するよ!

この作品の流れ

セキレイ

ちなみに、僕がこの漫画を知るきっかけになったのは「れしぇぐ」というブログの記事でした!

こちらの記事も是非読んでみてください! 僕とは違った視点で書かれていますので!

さて、「ここは今から倫理です。」は、高校の倫理という科目の教師である”高柳(たかやなぎ)”が主人公の漫画です。

そして、生徒が抱える様々な悩みや疑問を”倫理”を使って諭していくという1話完結の物語です。

作業着の鳥

漫画全体の流れとしては繋がっとるが、1話1話は独立したストーリーになってんねや!

悩みを”解決する”ではなく”諭していく”という表現を使ったのは、実は悩みを”解決”していくわけじゃないからです。

解決に近い形で終えることもありますが…。

倫理とは哲学の中の”実践哲学”と呼ばれるもので、要は哲学です。

つまり正解が無いんです。

なので、高柳が生徒に教えるのは「その悩みに対してこういう見方、考え方があるよ」ということだけです。あくまで1つの選択肢とでも言いましょうか。

セキレイ

だから、
「その悩みはこう解決すれば正解! はいスッキリ!」
…みたいな容易でハッキリとした終わり方はしません。

心にそっと、小さな箱を置かれたような

その箱の正体を探るために、一度本を閉じて、思わず物思いに更けってしまいたくなるような…

セキレイ

人間の悩みはそれぞれ状況が違うから、完璧な答えが無い。そのリアリティーある状況を、変にハッピーエンドで終わらせないとこが、この漫画の好きなところ!

しかも相手は多感な高校生。自分の「生き方・在り方」の悩みなんてそう簡単に解決できるはずがないわけです。

そこに高柳が向き合い、自分なりの考えや哲学者の台詞などの”ヒント・きっかけ”をそっと置いてあげる。

あとは生徒と”私たち読者”に自分なりの答えを出してほしい。いや、今すぐ答えを出さずとも良いからそのきっかけになってほしい。

そんな、答えのないリアリティーも教えてくれる漫画です。

小さな闇を抱える生徒達

セキレイ

教師である主人公が生徒と向き合っていくという物語の性質上、生徒たちはそれぞれ何かしらの闇を持ってるんだけど…

この小さな闇というのは、誰もが持っているものだと思うんです。多かれ少なかれ。

それを漫画という性質上、少し大げさな表現になっているとこもありますが、どこか他人事とは思えないものばかりなんですよ。

例えば1巻#2の「くだらない人間」。

※「ここは今から倫理です。」1巻#2より引用

2巻#8の「普通の人間」。

※「ここは今から倫理です。2巻#8より引用」
セキレイ

僕はこれらに「自分もそういうとこあるな」って共感できたんだけど、どうかな?

もちろん、他にもそういうとこが散りばめられています。

そしてこの作品で大事だと思うのが、「そんな悩みあるんだ!?」って感心させられる話。その物事、その台詞をそうやって捉えて考えるんだっていう発見。

自分の知見が広がっていく感覚。癖になりますよ。

作業着の鳥

特に深く考えるんが好きな奴ァなおさらな!

個人的にグッと来た台詞や名言

セキレイ

この漫画の作中では度々、哲学者の言葉や先生の名言が登場するんだけど、その中から個人的にグッと来たものを抜粋してみた!

作業着の鳥

もちろん、これらはほんの一部やで?

※「ここは今から倫理です。」1巻#3より引用

過去にイジメを受け、将来はいじめられっ子を救えるような”いい先生”を目指している男子生徒に向けて、高柳が言った言葉です。

意味としては、「善人も悪人もみな善人である。人間の徳性は元来、みな等しく善だから」だと漫画では言ってます。

イジメっ子も善人だと思わなければ、イジメっ子をイジメてしまうかもしれない。いじめられっ子だけでなく、イジメっ子も救える先生になって欲しい。

…という、高柳の想いからの言葉です。

作業着の鳥

「うんわかった! そんな先生になるよ!」
…とは、もちろんならんねや。

セキレイ

生徒の反応も含めて、この話は漫画を読んで欲しいんだけど…
「イイねそれ! その通りだね!」って簡単に解決されないとこが現実味あって良き。

「本当にそれで良いのだろうか? こういう場合はこうなのでは?」

…みたいな多方面からの考え方もできるから、本を閉じて一考したくなるんですよね。

※「ここは今から倫理です。」1巻#2より引用
セキレイ

この高柳の台詞もう、めちゃくちゃ好き。
「命の重さ」は本当に答えのないテーマだけど、些細なことでも深く心に傷をつけることあるよね…。

この思わず頷いてしまったこの台詞の背景は、あえて伏せます。

是非とも漫画を読んでほしい! そして頷いてほしい!!

ちなみに、同じ話の中でこんな言葉もありました。

※同じく「ここは今から倫理です。」1巻#2より引用

読んで字のごとくですが、やっぱり経験してこそなんですよね。知識だけじゃなく。

セキレイ

ブログも試行錯誤なんだよ! 知識だけじゃうまくいかないんだよ!!

作業着の鳥

哲学者の言葉が一気にかるなったで、どうしてくれるんや。

※「ここは今から倫理です。」1巻#2より引用

とりあえずラストを飾るのはこの言葉。

セキレイ

人は自分の価値観でしか物事を見れないって僕は捉えたけど、本当にそう思うのよね…。

作業着の鳥

人は自分の価値観でしか物事を見れないっていうのもお前の勝手な価値観やで。

考えてみれば案外あたりまえのことですよね。

自分が知っていることでしか物事を測ることができないのは当然の事で、知らないことでは判断できないわけです。

セキレイ

まぁでも「自分の価値観でしか見れてない」って認識できてるってのが大事なわけで!!

…とまぁこんな風に、色々と深い台詞や言葉が出てきて、頭が疲れて気持ちがいい漫画です。

まだまだ紹介したい言葉が沢山ありますが、ネタバレが過ぎてしまうのでこの辺で。哲学的な言葉が気になった方は是非、哲学書をお読みください!

万能感のある先生だけど…

教師が主人公の漫画なので、やっぱり先生に万能感があります。

セキレイ

この人なら何とかしてくれる!!

って、読者に思わせてくれる頼りになる先生です。人生の先輩的な立ち位置なので、「殺せんせー」とか好きな人ならわかってもらえるかと。

そして、ただ万能で物事をスパッと解決!…するわけじゃありません。

作業着の鳥

そこでめちゃくちゃ良い台詞を言ってくれへんのか!

…って、突っ込みたくなるシーンもあるんですよ。

でも、それがリアル。高柳も一人の人間。生徒の多種多様な闇に対して、毎回スパッと即答できるわけじゃない。

しかも、担当は答えのない倫理。詰まって当たり前。

セキレイ

そこで、先生も悩みながら精一杯の正解(と思う考え方)を提示してくれる。という、人間臭い描写が好きなんだよねー!

ユーモアセンスが無いことを悩んでたり、実は友達が少なかったり。

万能感ある先生なのに、どこか頼りない…弱い部分を持っているみたいな。

セキレイ

いやぁ…あぁ…好き。好こ。

まとめ…と、最後に

セキレイ

以上! まとめると、こんな人におすすめ!

  • 物事を深く考えるのが好きな人
  • 哲学が好きな人
  • 名言とか見てテンション上がる人
  • 最近の”美少女出して主人公無双させとけば良い”みたいな風潮に飽きた人
  • 人間臭い漫画が好きな人

そして、個人的に胸熱な展開として…

主人公の倫理教師「高柳」を”正義の哲学者”とするなら、”悪の哲学者”的なポジションの人も出てくること!

セキレイ

熱くない!? めちゃくちゃ好きな展開なんだけど!!

性善説(人間は本来、善であるという説)を唱える人がいるように、
性悪説(人間は本来、悪であるという説)を唱える人も居ます。

つまり、悪いことに思えることにも哲学があるんですよ! 気になりませんか?

セキレイ

あぁー!答えのないことに答えを求めて考えるの気持ちぃぃぃぃいぃぃい!

作業着の鳥

ェ…………(引

セキレイ

というわけで、気になった人は是非読んでみて!
深みのある時間を過ごすことができると思うよ!
ではまた!